ハーフNDフィルター

風景写真の解説本で「ハーフNDフィルター」がよく紹介されている。ハーフNDフィルターは、光を透過する部分と光を減衰する部分で半分ずつに分かれているフィルターで、明暗差が大きい被写体を撮影する際に、白とびや黒つぶれを防ぐ目的で用いられる。透過部と減衰部の境界がはっきりしているハードタイプと、境界にかけて減衰量が徐々に弱くなるソフトタイプがある。減衰量も、ND2, ND4, ND8の3段階が用意されている。その効果や操作性を確かめるべく、まずはハーフNDフィルターを入手してみた。

ネットで調べた範囲では、廉価な粗悪品を除くと、LEEとCokinのハーフNDフィルターが良いようだ。LEEの角型フィルターは、サイズが100x150mmと大きくケラレる心配がない。ただし、値段が1万円程度と高い(Amazonで8千円台)のが難点だ。Cokinの角型フィルターは、サイズが84x100mmと一回り小さく、値段もLEEの半額程度で入手できる。カメラ体験として、効果のほどが確かめられれば良いので、Cokinの角型フィルターを選択し、ケラレ度合いを確認するため、Cokinのフィルターホルダーも入手した。

今回入手したCokinハーフNDフィルターは、型番P121S、サイズ84x100mm、ND8、濃度0.9のソフトタイプ。ホルダーはCokinのPシリーズフィルターホルダーで、型番BP400J、値段は1900円程度。
DSC_2271.jpg

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDに装着した様子。ホルダーは、カタログでは「広角側28mm(35mm判換算)までに適している」とある。実際には、φ77mmのレンズに取り付け可能なリングが付いており、φ77mm以外のレンズに装着するには、ステップアップリングが必要になる。
PC270123.jpg

ケラレに関してはカタログ通りで、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDで確かめたところ、保護フィルターなしであれば、焦点距離28mmでもケラレないが、保護フィルターの上からホルダーを装着すると、28mmだと若干のケラレがあり、30mmにするとケラレは発生しない。ただし、フィルターを斜めにするためにホルダーを傾けると、当然ながら写真の角でケラレが発生する。多少のケラレはトリミングで消すか、トリミングできない場合は、フィルターを手持ち(カメラは三脚固定)で撮影すれば良いだろう。
PC270119.jpg

ただし、D800はダイナミックレンジが広く、多少の白とび黒つぶれはソフト処理でカバーできるので、ハーフNDフィルターの効果を報告できる日が来るかは不明である。